一般的なぬいぐるみ(特殊な素材が使われていないもの)は、ほとんど自宅で洗うことができます。
私も色々なぬいぐるみを自分で洗いましたが、ほとんど失敗はしませんでした。
ここでは、私が洗った方法をお伝えします。
でも、本当に大切で失敗したくないものは、プロにお願いしてくださいね。
洗う前に確認
「洗えるぬいぐるみ」かどうかチェック
最初に、そのぬいぐるみが「自宅で洗えるものかどうか」をチェックしてください。
洗濯表示に水洗い可能のマークがあればもちろんOK。
洗濯表示がなくても、特殊なもの以外は、たいてい自宅で洗うことが可能です。
クリーニング店に相談した方がよいぬいぐるみの例
- ウールなど動物性素材の生地のもの
- 中綿がポリエステル以外のもの
- 中綿が偏りそうなもの
- 高級なぬいぐるみ
- 毛並みがふさふさすぎるぬいぐるみ
- 巨大なぬいぐるみ
- 色落ちするぬいぐるみ
ぬいぐるみ修理専門のお店に相談した方がよいぬいぐるみの例
- 皮革のぬいぐるみ
- 手足が動くもの(テディベアに多い)
- 古くて生地が劣化しているもの
- 装飾が多いぬいぐるみ
- プラスチックが多用されているもの
- 機械式のぬいぐるみ
- 電池を入れるぬいぐるみ
- 紙など水に弱い素材のぬいぐるみ
- ボンドで貼り付けているもの
- アンティークのぬいぐるみ
- 有名ブランドの繊細なぬいぐるみ
- 体重ベア
下準備
自宅で洗えそうだと判断したら、洗う準備をします。
パーツの確認
目などのパーツは接着剤で付けられていることがあります。
もし外れそうになっていたら、洗っているあいだになくならないように、外しておいてください。(しっかりついているならそのままでOK)
色落ちの確認
洗える材質でも、色落ちする場合は、自宅で洗わない方が無難です。
<確認方法>
水で濡らした布をぬいぐるみの目立たない所に押し付けてみて、色が移らなければ大丈夫です。
服を脱がせる
服を着ているぬいぐるみで、脱がすことが可能なら脱がせます。
脱がすことができなくても、洗える素材の服なら、そのまま洗うこともできます。
装飾品をはずす
洗えない装飾品がついている場合は外します。
洗い方
洗剤液を作る
洗濯桶・洗面器にぬるま湯を入れ、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かしておきます。
洗剤の量は、表示に従ってください。
部分汚れをチェックする
部分的に汚れている部分があれば、先に歯ブラシで軽くこすったり、もみ洗いをして落とします。
押し洗いをする
やさしく押し洗いをします。
型崩れが気になる場合は、つけ置きだけでもある程度の汚れは落ちるので、洗剤液に20分程度つけておいてください。
落ちないシミがある場合、酸素系漂白剤なら使えます。
塩素系は×
すすぐ
ネットに入れて、洗濯機の一番弱い設定で、1分程度脱水します。
そのあと、キレイな水で押し洗いします。(ネットに入れたままでもOK)
これを最低でも2回くりかえしてください。
柔軟剤を使う場合は、すすぎがおわったあとに、柔軟剤を溶かした水にくぐらせてください。
※柔軟剤は必ずきれいな水で使ってください。(お風呂の残り湯はNG)
脱水する
最後にまた洗濯機の一番弱い設定で、1分程度脱水します。
乾かす
形を整える
乾かす前に、ゆがみがあれば元の形に戻してください。
ブラッシング
ブラッシングで固まった毛並みをほぐしてあげると、仕上がりがキレイになります。
風通しの良いところで陰干し
風通しの良いところで陰干しします。
洗濯ばさみは跡が付くし、吊るすと中綿が偏るので、ピンチハンガーの上に寝かせるなど、平干しがおすすめです。
※水分が残ったままだとカビがはえる可能性があるので、中までしっかり乾かすこと。
大きなぬいぐるみは2~3日かけて乾かす。
冬は乾きにくいので、春~夏にかけてがおすすめ
梅雨の時期はコインランドリーの静止乾燥が便利です。
ぬいぐるみを自宅で洗ってみた感想
手順的にはそんなに難しくなかったですが、数が多いと大変!
これとは別に、大きなトトロのぬいぐるみがあったのですが、水を含むと重いし、きちんと乾かせる自信もなかったので、宅配クリーニングにお願いしました。
大きなぬいぐるみはクリーニングに出す方が無難だと思います。
少しでも手順に不安があったり、失敗できない大切なぬいぐるみなどは、クリーニング店などのプロに任せてくださいね。