布団はキレイに越したことはないけれど、手間やクリーニング代金を考えると頻繁に洗えるものではありませんよね。
手間やコストを最小限におさえるには「どのぐらいの頻度で洗ったらいいのでしょうか。またどんな洗い方が最適なのでしょうか。
というわけで、「布団の最適なクリーニング頻度と洗い方」について編集部で政府やクリーニング店の見解を調査をした上で、共働き家庭が手間なくできる現実的なラインを考えてみました。
結論としては、6ヶ月に1回、季節終わりに丸洗いするのがベスト!それが難しければ少なくとも1年に1回を目安にする、というものでした。
洗い方は、水洗いできてサイズの小さな掛け布団は洗濯機かコインランドリーで洗う。大きな布団や敷布団、高級な羽毛布団は宅配クリーニングに依頼するという結論になりました。
ここからはその結論に至った経緯を紹介します。それでは見ていきましょう。
クリーニングに出すタイミング
布団を定期的に洗ったほうがいい理由
まず、布団を定期的に洗ったほうがいい理由は2点あります。
- 1点目は布団の健康を守るためです。というのも、洗わずに布団を保管すると布団が痛みやすいです。汚れをためこんだ布団を押入れに入れておくと汚れが酸化して落ちない黄ばみになったり、運が悪いと虫に食われてしまいます。側生地の劣化も進みます。
- 2点目は人の健康を守るためです。汚れたままの布団を使い続けると人体に悪影響が起こりやすいです。汗・皮脂・垢・フケ・ダニの糞や死骸・ホコリがついた布団に寝ていると、肌が弱い方や赤ちゃんは肌荒れを起こす可能性がありますし、喘息の原因にもなりかねません。
タオルは毎日、もしくは2〜3日に1回は洗うでしょう。同じように肌に触れるものであり、1日200ml以上の汗を毎日のように吸い込んでいる布団も洗ったほうがもちろん清潔です。
布団クリーニングおすすめの頻度は6ヶ月に1回
布団を丸洗いする頻度が「半年に1回がベター」とする理由は3つあります。
①厚生労働省の旅館業に対する指導
1つ目の理由は、厚生労働省がホテルや旅館の布団の管理基準として「半年に1回布団を丸洗いしよう!」と指導していることです。
6ヶ月に1回洗えば「お客様に提供する布団を清潔に保てる」というわけですね。以下は厚生労働省の旅館などへ指導内容のまとめです。参考までにご一読ください。
旅館業の運営者には次のような布団、枕、毛布及びこれに類するものの衛生管理が義務付けられています。国が推奨する布団の衛生管理基準と言えるでしょう。
- 日常:日光消毒と十分なはたきがけ。布団の含水率は約13%を超えないように保管する
- 月に1回:布団の中心部の温度を60°C以上で30分間加熱乾燥する
- 6ヶ月に1回:丸洗い(洗剤液と水で布団を洗う)
衛生基準
布団、布団カバー、枕、枕カバー、シーツ、タオルケットは、寝具衣類は100cm2当たりのダニが1匹以下。敷布団、掛布団、枕、毛布、寝具衣類は、カビの発生がない状態。
②クリーニング会社の多くが半年〜1年に1回の洗浄を推奨
2つ目の理由はクリーニングのプロも6ヶ月に1回ていど布団の丸洗いを勧めていることです。当サイトでは22社の有名な布団クリーニング店を調査しました。
その際、各社のホームページの記載や直接電話取材の結果、7割以上の会社が6ヶ月〜1年に1回の布団クリーニングをすすめていました。
③季節の変わり目に「プロのお店」で丸洗いすると家事の手間が激減する
どうぜ洗うなら半年に1回、季節の終わりにプロのお店で布団をクリーニングするとかなり幸せになれるのでおすすめです。
それでも保管付きの「布団クリーニング」を利用すると幸せになれます。
自分で洗ったりコインランドリーに持ち込む手間がゼロ、そしてオフシーズンの布団の保管場所も不要で押入れスッキリ、必要な季節に自動的に手元に配達されるなどといい事だらけです。
2019年は手頃な価格の布団クリーニングサービスが急増したので、使いやすい値段で丸洗いと保管のついたプランを利用できます。この快適さはクセになります(笑)
洗うタイミングは使用前?使用後?
汚れは付いたばかりが一番落ちやすいです。またクリーニング店で洗う場合では、布団を使いたい時期の直前にクリーニングに出すと大抵混み合っていて希望の納期に返却してもらえない恐れがあります。
以上の2点から布団は使い終わってからすぐに洗うのが賢いやり方です。
- 布団は半年に一回、季節の終わりに丸洗いするのが理想
- 出すタイミングは季節が終わってからすぐが良い
- 保管つきの宅配クリーニングを使うと家事の手間激減、クローゼットがスッキリ快適に
「すぐ」に布団をクリーニングすべき時もある
次の場合はすぐに布団を丸洗いしましょう。
子供のおねしょやペットの粗相
尿の成分の一つアンモニアは天日干しでは解消できず臭いの原因になります。生地や中の綿も痛めることもあります。尿は水溶性の汚れなので丸洗いでキレイになります。洗濯機・コインランドリーまたはクリーニング店ですぐに洗いましょう。
ひどいシミがついた
シミは時間が経過するほど消えなくなります。酸化して黄ばんだらプロでもお手上げです。シミがついたらなるべく早く洗いましょう。
以前よりも布団が冷たく感じる
同じ布団なのに以前より冷たく感じる場合は汗や皮脂・汗による塩分の蓄積で中綿に湿気がたまり布団の保温性が落ちている可能性があります。布団を丸洗いすれば汚れがスッキリ落ちるので保温性が戻ってきます。
カビが生えてしまった・・・
布団を敷きっぱなしにしている場合に多いのがカビです。とくに梅雨の時期は顕著です。アレルギーや喘息の原因になるので素早く丸洗いでカビ菌を撲滅しましょう。カビの場合は自分で洗うよりもプロによる完璧な水洗いと乾燥がおすすめです。
異臭がする
何の臭いかわからなくても、異臭がする・臭いが非常にキツイという場合はすぐに丸洗いしましょう。臭いすぎる時点でもうその布団はとても不潔です。肌荒れや病気・不眠などの原因になり、あなたの大切な睡眠の質が激下がりしてしまいます。
布団は洗うと痛む?
でもご安心を!適切な方法で半年に1回ほど洗うのであれば、布団の痛みを気にする必要はありません。
昔ながらの和布団など洗う難易度が高いものや、真綿布団のように洗うと縮みやすいものを自力で洗ったり、毎週洗ったりすると問題はおこりますが、洗濯表示が水洗いOKとなっているものなら問題はほぼ起こりません。
布団が痛むのは、洗うことでのダメージよりも、布団についた汚れが酸化して布団の中身(綿や羽毛)や側生地を痛めてしまう影響の方が大きいです。洗ったほうが布団が長持ちしますし、清潔な布団で睡眠をとれるので得策です。
半年〜1年に1回の頻度でぜひ洗って清潔に保ってくださいね。
コインランドリーで洗ってもいい?
洗濯表示が「洗濯機で洗える」となっているものや「今どきの洗える布団」は自宅の洗濯機やコインランドリーで洗えます。特に安めの羽毛布団であれば気負うことなく洗いましょう。
綿などと違い羽毛を洗うのは心配という方も多いと思いますが、羽毛は水鳥の羽根なので水洗い可能です。
コインランドリーはクリーニング店の1/3程度の金額で布団の丸洗いができることと、その日のうちに洗濯が完了することが何よりの魅力です。
車をお持ちだったり自宅からコインランドリーが近いという方は積極的に利用してください。子供のおねしょや鼻血などの突発的アクシデントが起こっても即対処できるのでとても助かります。
宅配クリーニングがとても便利
布団はとても大きいです。コインランドリーが近くに無い方、子育て中で忙しい方、車をお持ちで無い方は布団の丸洗いはどうしよう?と悩みますよね。
またコインランドリーを利用できる方であっても「大きな布団」や「敷布団」はコインランドリーでは洗えません。こんな時におすすめなのが宅配便を通じて自宅からクリーニングを依頼できる「布団のネット宅配クリーニング」です。
- 6ヶ月に1回、季節終わりに丸洗いするのがベスト!
- 水洗いできてサイズの小さな掛け布団は洗濯機かコインランドリーで洗う
- 大きな布団や敷布団、高級な羽毛布団は宅配クリーニングに依頼する
- 特に「保管サービス付きの宅配クリーニング」なら洗う手間ゼロ、押し入れがスッキリするなど大幅な家事削減にもなる。
まとめ
お洋服や下着を洗わずに半年も着る方はいないと思います。お布団はお洋服を着ている人間の肌が直接触れるものです。そして1日200mlもの汗を吸い込んでいます。定期的に洗っていつまでも気持ちの良い睡眠をとれるようにしましょう!
こちらのページで目的や状況別に、安くて品質のいい布団を丸洗いできる会社をまとめています。あなたにぴったりのサービスを探してみてくださいね。